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*このコーナーは、お客さまからの、修理や保存状態等のお問合せに、お答えした内容を掲載しています。

クラックの修理方法

質問1
購入して、早速ディジュを鳴らしてたのですが、昨晩3,40分程鳴らした後 放置しているとクラックがはいってしまいました。

吹き口5cmあたりから15~20cmひびが入っています。
どのようにしたら良いでしょうか?
補修で元の音に戻るものでしょうか?

というご質問についてですが、購入して1週間以内にクラックが起きるケースが一番多いクラックの起き方です。原因としては次の事があげられます。

環境が変わり、湿度の変化によって木が膨張した為。
木が環境に適応する前に、口から出る水蒸気やだ液によって、中は収縮し外側は乾燥によって膨張した為。
自動車やオートバイを購入した場合、慣らし運転をします。イダキは以外とデリケートですので購入後はあまり吹かない事をお勧めします。
特に、冬の乾燥した季節に良く起きています。冬は加湿器の使用をお勧めします。

返答
大変残念です。さぞショックだったでしょう。
しかし、大丈夫です。問題なく修復できます。
細い髪の毛がいっぱい付いてる様なクラックを"ヘアライン・クラック"といいますがそのクラックだと気にしなくていいです。
明らかにヒビが入り、亀裂が走っている場合の修復をお伝えします。

まず、クラックに口を付けて吸ってみて下さい。
奥から空気が漏れて来ているかどうか確認して下さい。

あまり空気が入ってこない様でしたら、表面の修復で大丈夫です。
修復方法は、表面修復と亀裂修復ですが、方法はどちらも同じです。
ただ深さの問題です。

それでは、修復です

○まず、V字形の鋭角な彫刻刀を用意しましょう。"POWER GRIP"社製の持ちやすい、鋭角の彫刻刀がお勧めです。エポキシボンドとエポキシパテ、紙ヤスリ(#500~800)
 ホームセンターやハンズ等にあります。
クラックが入った状態。
このぐらいだと、表面的なクラックですので、広がる前に修復してしまいましょう。
クラックに添って溝を掘っていきます。
5mmぐらい彫ってみて、クラックが消えていけば、表面だけのクラックです。
まだ続くようでしたら、もう少し掘り下げてみましょう。 (深さ1cmぐらいまで)
次に、2種類の溶液を混ぜて固まるエポキシボンドを用意して下さい。
24時間以上で実用強度になるゆっくり固まるタイプがおすすめです。
このように2種類の溶剤を練り合わせます。エポキシボンドは乾燥しても凹まないのと、実用強度に達しても程よく柔らかい為、次に木が膨張、収縮しても同じ所は割れにくい為です。瞬間接着剤はさけましょう。 先程彫った溝に埋めていきます。
ゆっくりと固まりますので、クラックが数カ所ある場合は、固めている間に垂れないように同じ平面ずつ固めてゆきます。

エポキシ・ボンドが固まった状態。
平面を平らにならします。
紙やすりで凹凸をなくします。
きれいに仕上げる場合はその上からもう一度エポキシパテで凹凸がなくなるようにならします。エポキシパテも実用強度になるよう1日置きます。 アクリル絵の具で塗装します。
耐水性が良いでしょう。
アーネムランドで使われる色はこの5色で補えます。

黒でも微妙に違う為、色合わせには悩ませられます。 できあがり。
ボンドやパテを固める為3日かかりました。
Photo by Kenji Mikami

大きなクラックや貫通した場合

この修理方法は一例です。アボリジニは同じユーカリの木を削って差し込んだり、パテだけで埋めたりしています。
もっと大雑把な仕上げです。サウンドに問題がなければOK。

このイダキの場合はクラックが貫通しており、彫刻刀で彫ってみるとすぐに穴が空く程うすくけずられていました。 紙ヤスリで塗装をはがしてみると、厚みをパテで補っていました。今回は穴の修復と、厚みを増やし、強度をつける事にしました。 ステンレスのアミ
強度が強いエポキシ・ボンド
エポキシ・パテ
ステンレス製のアミで大きめに覆います。 そこにエポキシ・ボンドをすばやく流します
(ボンドが内側で滴り落ちないように)
すばやくテープやラップで埋めた箇所を覆い
ひっくり返して固まるのを待ちます。
厚めに固める為3日ほどかかりました。
表面が完全硬化する前にテープは剥がしておきます。そうしないとテープが剥がせなくなります。 エポキシとアミで膜が完成したら、エポキシパテで厚みを作ります。 このぐらい広く補えばだいじょうぶでしょう。表面を紙ヤスリで滑らかにします。
アクリル絵の具で塗装します。 このイダキの色はツヤがある為、ラディウム等のつやだし剤を混ぜて塗装しました。 幸い黒一色の部分でしたので、塗装は楽ですがクロスハッチが多用されている場合は大変難しい作業です。
できあがり。乾燥するとほとんど見分けが付かないくらいの仕上がりとなりました。
作成日数5日間
Photo by Kenji Mikami

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備考

愛情をかけて修復していくと、いろいろな事をイダキが教えてくれます。ヨーロッパを中心に活動しているイダキプレイヤーのSHOZOさんが持つイダキは、ブラックジャックの様な30ケ所のキズを持つイダキです。実は、切って、掘って、張り付けてと、チューンしたりもします。

それと、冬の時期は非常に乾燥しています。部屋の中でも、喉が痛くなる程、乾燥する時期です。私のディジュ部屋は常時湿度50%前後を保っています。湿度計を持つといいでしょう。
アボリジニは、イダキを吹く前に、イダキの中に水を通す人も多くいます。水に付けることもあります。そうする事によって木が全体的に締まり、部分的に木が収縮する事を防いでくれるようです。サウンドもKey(キー)が少し上がり、張りのある音になります。たまに行うにはいいですが、カビがはえて非常に臭いディジュを持っている人にも出会いますので、何ごとにもバランスが大事だと思います。しかし、非常に乾燥し過ぎていたりした場合、急に水に付けた事によって、割れる事もあります。中に水分を通す時は、ご自分の責任において行って下さい。